内視鏡は、光源に挟帯域光観察(NBI=Narrow Band Imaging)システムを導入しています。
がんの栄養補給路である粘膜表層の毛細血管には特徴的な変化がみられますが、通常の内視鏡検査ではこの変化を観察することが出来ません。
NBIとは粘膜表面の微細な血管を観察するシステムで、内視鏡診断を飛躍的に向上させます。
当院では短時間でも質の高い検査を目指しています。
■腹部超音波検査
肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓といった臓器や、腹水・リンパ節腫大の有無等を調べる検査です。当院では腹部大動脈りゅうの有無も合わせて観察しています。
■心臓超音波検査
この検査では、心臓の大きさや心臓の働き、または心臓内の血液の流れ方に異常がないかなどを調べます。高血圧性心疾患、虚血性心疾患、心膜疾患、心筋症、弁膜症など、多くの心臓病をこの検査で診断します。
■頚動脈・甲状腺超音波検査
動脈硬化の程度を調べるのに頚動脈超音波検査は欠かせません。糖尿病・高血圧症・脂質異常症をしっかりコントロール出来ていない方は、動脈にいろいろな変化が起こり狭くなっていきます。喫煙も動脈の変化がどんどん進むので、これが当院で禁煙外来を積極的に行っている理由のひとつです。
当院では頚動脈超音波検査を施行するとき甲状腺も一緒に観察します。これにより年間数名のペースで甲状腺がんが発見されています。
血管の詰まりや硬さを、数値化して測定することが出来る検査装置です。
頚動脈超音波検査と併用することによって、動脈硬化の程度をより正確に把握することができます。
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この装置では白血球数、赤血球数、血小板数なら2分以内、炎症の程度の指標となるCRPは5分以内に測定することが可能です。
特に白血球はその分画まで測定可能であり、感染症の種類や程度の診断に役立っています。
微量の検体でも測定可能なので、採血の難しい小児でも指先で測定することが可能です。
たまに不整脈や狭心症発作を自覚することがあっても、来院のタイミングで起こることは少ないです。
この装置を用いることによって、24時間の心電図(ホルター心電図)を記録し解析することが可能です。
本体は非常に小さく、装着しても気になりません。
解析は検査会社に依頼せず自院で行うことによって、早い診断を心がけています。
睡眠時に呼吸が停止したり浅い呼吸になる睡眠時無呼吸症候群(SAS)を調べる装置です。睡眠時に自宅で取り付け、呼吸回数と動脈血酸素飽和度を朝まで記録します。
一時期、SASによる昼間の強い眠気が原因で起こる交通事故が話題になりましたが、SASの怖いところはそれ以外にもたくさんある点です。
循環器系に影響を与えて高血圧や不整脈の原因となったり、脳梗塞・心筋梗塞の頻度が増加したりします。
うつの合併も多いようです。
意外なところは糖尿病で、インスリンが正常に分泌されているにも関わらず血糖値が上昇してしまうパターンが多くなります。
骨密度を測定する装置です。特に閉経後の女性は、女性ホルモンの減少に伴って骨密度がどんどん減少していきます。
骨折から寝たきりとなり、その結果内科的疾患を次々発症するパターンがよくみられますので、そうならないためにも早めの対策をお勧めします。